ニュース2014.11.18 13世 坂高麗左衛門さん逝去されました。

「13代 坂 高麗左衛門 襲名披露展」

5月23日~5月29日

髙島屋・京都店

「13代 坂 高麗左衛門 展」

 

6月20日~6月26日

日本橋・髙島屋

「13代 坂 高麗左衛門 展」

 

満を持して、襲名から一年、女性初の当主の記念展が開かれます。

実質的な「襲名披露展」となりました。

           どうぞお出掛けくださいませ。

2011年6月1日

こころに残った作品

生きていらっしゃれば、61才の脂ののった働き盛りだったと思います。

神戸大丸で発表された、焼き締めのような萩焼のお茶碗です。

一度釉薬をかけて本焼きし、サンダーで剥ぎ落とすという、荒っぽい作品です。

意に反して、地肌は備前よりもしっとりとして、手に馴染みます。

萩の土の意外な面を見せてくれました。

形も今までの萩には無い、高台の低い斬新なものでした。

お茶を頂いてみたいお茶碗でした。

2011年7月4日

同級生

12代坂 高麗左衛門さんも早世されました。

宗家に養子として入られ、学ばれた日本画の技法を果敢に萩焼に取り入れられました。

当初は評論家や茶道の重鎮から、芳しい評価は得られなかったのですが、亡くなったあとも強力なフアンに支持され続け、少しずつ支持が広がっているようです。

奇しくも、坂田 慶造氏と同じ昭和24年生まれの同級生でした。

名も無い大衆の評価こそ真の評論なのだと、思い知らされています。

2011年9月3日

松野 龍司

2005年9月に54歳の若さで他界されました。炭化焼き〆や、プラチナ釉、萩焼の大型陶壁にパイオニア的活躍でした。シーラカンスのような大学の卒業制作の作品は、華々しい活躍の前触れでした。量的にも、質的にも休む間も無く駆け抜けた、作陶人生でした。この作品は京都・宮川町のフランス料理のお店に買い上げられ、沢山のお客様に喜ばれています。